日々考えていることを思うままに。ひっそりと栃木SCを応援しつつ、かなり脱線してます。(注:エキサイトブログを除き、リンクのないトラックバックは受け付けない設定となっております)


by silky_wing

静岡に行った。

友達の結婚式のため、故郷(実家があるわけでも両親の出身地でもないが、小学校3年から高校卒業までいたのだから、そう言って差し支えないだろう)の静岡に久々に行った。変わった部分も沢山あったけど、中高時代によく行った本屋や玩具店、ディスカウントストアも残っていて、相変わらず賑わっているなというのが正直な実感であった。一般に、地方都市の中心市街地が廃れていることが問題になっていることを考えれば、(現在は政令指定都市だが)かつての中核市である静岡駅周辺は、「いい状況」といってよいのではないか。
旧静岡市の特徴は、多くの人が自転車を移動手段としていることだ。それもそのはず。静岡駅・中心市街地・官庁街がすべて徒歩圏にある。自転車の話をすると他の地方都市の人は皆驚くし、他の地方都市でそのような話を聞いたことがない。私事ながら、僕が自動車免許を未だに持っていないのも、「自転車社会」である静岡で育ったことがあるのだと思う。
某所の勉強会での日本政策投資銀行藻谷氏の報告(※)によれば、旧静岡市の中心市街地の単位面積あたりの商業集積は、他の政令指定都市並みで、最近Jリーグのホームタウン移転で物議を醸した某市を上回るそうだ。そして、合併時に計画されていた東静岡駅の開発については、この集積を壊してしまうことになるという危惧を示しておられた。僕もその意見には全面的に賛成だ。グランシップは既に建造されたが、引き返すなら今しかない。新庁舎の着工については反対意見も多いという理由で先延ばしにしつつ、次の市長選で民意を問うのが落としどころになるなのではないか。
と、ここまで考えたところで、静岡に住んでいる友人と商店街を歩いていて、「賑わっていていいじゃないですか」と言ったら、「この辺は居酒屋はいっぱいあるけど、個性的な店はできたと思ったらすぐつぶれるんだ」といわれてしまった。
一般に、地域経済の振興を考える場合によく言われるセオリーは、
○「地域固有の資源」を外部の人に売り込む
○地域の生活に密着したニーズを満たす事業(いわゆる「コミュニティ・ビジネス」)により、地域のおカネを循環させる仕組みを創出する
の2点に集約される。
しかし、個性的なお店が地方の商圏で生き残っていくにはどうしたらいいのだろう。
というと、インターネットで展開すればいいという人がいるかもしれない。
しかし、
地方の産業振興の話で思い出した。
各地でIT振興って旗ふってベンチャーにお金出してるけど、会社が大きくなると、
結構東京に逃げられてますね。
はてな(京都)しかり、ロリポップ(福岡)しかり。

こういう話を聞くとそれもどうなのか?と思ってしまう。
難しい課題を投げかけられた思いだ。
追伸:それにしても久々に行った静岡は思ったより近かった。新幹線の品川駅が開業したお陰で、時間距離ならさいたまや千葉に行くのとそれほど変わらない。今度はエスパルスの試合を観に静岡に行こう。そのために商店街で型落ちのユニフォームを半額で買ったことだし。もっとも、日本平スタジアムは静岡駅からはかなり遠いのだが・・・
※その時のものではありませんが、同氏のこのテーマでの主張については、こちらをご参照ください。
http://www1k.mesh.ne.jp/toshikei/173.htm
※※トラックバックは本文というより、コメントに対してのものです。「めめ」さん、ありがとうございます。
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by silky_wing | 2005-05-15 01:41 | 研究