日々考えていることを思うままに。ひっそりと栃木SCを応援しつつ、かなり脱線してます。(注:エキサイトブログを除き、リンクのないトラックバックは受け付けない設定となっております)


by silky_wing

【読書】ナラタージュ(島本理生)

最近、すこしずつ本が読めるようになってきている。
とはいっても、仕事とは関係ない小説とか新書とか程度なのですが…
でも、精神的に参ってたときに比べたら一歩も二歩も前進してるので、しばらくはこれでいいかなって思ってます。
もっと元気になったら、仕事に関係する本も読んで勉強しなきゃですが…

てわけで、日曜日暇だったので、ジーンズに穴が開いていたため新しいジーンズを買うついでに、本屋さんに行って本を物色してきました。

で、そのなかの一冊が表題の島本理生『ナラタージュ』
2005年刊行の本ですが、文庫になっていたので、買ってみました。

高校生の時から好きだった演劇部の顧問の先生を、卒業しても想い続ける女子大生のお話。

著者は何と1983年生まれなのに非常に文章が上手で、まずはそこにビックリ。スーッと入ってくる文章だし、一気に読ませる筆力もある。実際昨日の夕方買って今日読み終わっちゃったし。文章のデキのよさにまずは感心しました。

でも、ストーリーには率直に言ってあまり感心しなかったなあ。

敢えて言うなら、この小説のメッセージって、「恋愛って美しいものじゃなくて、辛くて残酷なものである」ってことなんだと思うけど、それってある一面でリアルなのかもしれないけど、読後感はあまりよくなかったなぁ。
葉山先生は主人公に残酷だし、主人公だって小野くんには残酷だし。何か優しくすればするほど相手にとって残酷なことをしてるのを延々と見せられて、もっと何とかならんのか!って気持ちになるばかりで、いまいち乗れなかったなあ。
てか先生ひどすぎ!最後には(ネタバレ用自主規制)なのは、何かガッカリ。それまでのもったいつけた態度は何だったんだ!って思ってしまいましたよ。

でも、ハッとするような一言もありました。
最後の方の場面での主人公のモノローグなのですが、
「この人からは何も欲しくない。ただ与えるだけ、それでおそろしいくらいに満足なのだ」って下り。
女の人って、こういう風に考えるんだぁって、何となく参考になりました。

とはいうものの、この小説、「この恋愛小説がすごい! 2006年版」(宝島社)第一位を受賞しているんですよね。
皮肉めいた言い方をすれば、本を読むのが好きで、実際の恋愛より空想が先行するタイプ(お前もだろ!ってツッコミはなしね)には(書店の店員さんに多そう)、受けるんだろうなとは思うのですが。あと、高校時代に先生を好きになっちゃうタイプの女性とか。

とここまで辛口のことばかり書いたけど、文句なしに面白い本です。皆さんも機会がありましたら、ぜひ読んでみてください。

あと最後に業務連絡。
現在読書強化月間なので、何かオススメの本がございましたら、当方までお知らせください。ジャンルは問いません。よろしくお願い致します。
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by silky_wing | 2008-04-08 00:40