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日々考えていることを思うままに。ひっそりと栃木SCを応援しつつ、かなり脱線してます。(注:エキサイトブログを除き、リンクのないトラックバックは受け付けない設定となっております)


by silky_wing

こんなもんじゃない?(アメリカ 3-2 日本)

一部では酷評されているけど、あくまでテストマッチなので、試合の評価は、結果とか内容とかというより、「何を課題とし、その課題は達成されたのか」におきたい。この試合の課題は、以下の通り。

<課題>
(1)3-6-1システムの機能性
(2)復帰した小野、久保の状態
(3)新戦力のフィット具合
(4)前園の解説(笑)

<結果>
(1)×
(2)△
(3)△
(4)まあまあ合格?

(1)については、散々といってよい。見事なまでにボコられている。確か、久保の1トップは、マリノスで岡田監督が試したけど「感覚的に合わないと思った」と言ってたような(ソースは失念)。もっとも、久保の問題じゃなくて、日本で1トップのできるFWはほとんどいないのだけど(あえていうなら西澤だけど、モリシとセットじゃないと機能しないので、実質2トップといえなくもない。あと、バーレーン戦は3-6-1の「1」がDFW柳沢だったこと、アウェー仕様だったことから、実質引き分け狙いの3-7-0。今回のそれとは別物とみるのが妥当)
が、しかし、テストそのものについては、実戦で1度試すというのは仕方がない気がする。前のエントリでも書いたように、久保の破壊力と豊富な中盤のタレントを並べたくなるのは、人情としてわかるじゃないですか(笑)結論としては、機能しなかったものの、久保の運動量が足りなかったためか、1トップにしたために前線からのプレスがかかり辛くなったからかはわからず。もっとも、「3-5-2」にしてからも押されてたので、某数霊術師のように、サイドの人数が足りなくなるという問題点そのものを解決しないといけないのかもしれない。
結論:久保を中心にするなら、次のテストでは「誰とフィットするか」という観点でのテストが必要。
(2)については、保留というところ。いや、実際にはあまりよくなかったのだけど、実戦を重ねてフィットさせるジーコ方式では、実戦で使わざるを得ないのでしょう。数試合は様子をみたい。
(3)については、まずまずといったところか。佐藤寿人も長谷部も、持ち味は出せていた。ただ、23人のボーダーライン上には数十人の選手がいるので、相対比較ということになるのだが・・・
(4)については省略(笑)。最近の解説者は話し方教室に通ってからTVに出るので、あまりに破壊的な人はいないんだけどね。
冒頭の観点からみると、最初の試合ということもあるし、こんなもんでしょ?というのが正直な感想。向こうも国内組とはいえ、アメリカ強いんだって。シドニーの頃とは違うんだから。
by silky_wing | 2006-02-12 22:36 | 日本代表