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日々考えていることを思うままに。ひっそりと栃木SCを応援しつつ、かなり脱線してます。(注:エキサイトブログを除き、リンクのないトラックバックは受け付けない設定となっております)


by silky_wing

研究員には2種類いるらしい。

民間シンクタンクに勤めている、研究室の後輩の結婚式があった。
彼はものすごく優秀で、披露宴も完璧といっていいほどソツのないものだった。普段辛口で鳴らしている指導教官の先生の挨拶でも、手放しの褒めようだった。
どれくらい優秀かって、彼は学生時代演劇部だったのだが、修士論文を書きながら演劇の脚本を書いていたのだ。研究室では毎日涼しい顔をしながらマイペースで論文を進め、家では脚本を進める。普通じゃありえない。(私も含めて)普通修士論文をかくときにはみんなテンパってしまうというのに…
しかも、卒業後の春休み、その脚本は舞台として上演されたのだが(しかも脚本・演出・主演の3役!)、これがものすごく面白かった。演劇には全く興味のない僕でさえ、引き込まれるくらいだったのだから、相当のものだったのだろう。さらに、この舞台を観て感銘を受けたのが、結婚の馴れ初めだったというのだから。
で、ここからがオチ。
新郎友人の挨拶が傑作だった。
研究員には2種類います。IQで勝負するヤツと、愛嬌で勝負するヤツです。H君(後輩)がどちらかは、いうまでもないでしょう(以下略)」
その瞬間、テーブルにいた同じく民間シンクタンクに勤務する研究室の先輩と私は顔を見合わせた。
「僕たち、愛嬌で勝負する方ですよね。」「そうだよな」
というわけで、「愛嬌で勝負する研究員」。しばらくはこれでいきます。あ、もちろん、我社にも、IQで勝負する研究員はちゃんといますので、ご安心下さいませ。
by silky_wing | 2006-05-28 00:53 | 研究